4月2日3日4日と、遠州に春を告げる「遠州横須賀 三熊野神社大祭」が行われた。
4月2日3日4日と、遠州に春を告げる「遠州横須賀 三熊野神社大祭」が行われた。

3月21日(日)
掛川市小貫にある土井酒造場にて、「開運・花の香」の蔵出しと宴が行われました。
「花の香楽会」は、年会費制(年間1000円/毎年更新)で「幻の美酒づくり」を縦軸に、あらゆる業界、いろいろな世代の人達と交わりながら1年間を楽しく過ごそう!!という集いです。
異業種交流会+ものづくり体験会で自分の幅を広げ、
「人と人との縁(えにし)は何ものにも代え難い財産」という気持ちで活動を続け、大変美味しいお酒と新たな交流が広がっています。
この花の香楽会のお世話人でもあるこれっしか処の店長・中田さんは、
「自分たちの手で酒づくりをしようと、田植えから稲刈り、酒米を仕込むところまでイベントに仕立てやっています。一連のプロセスを経ると、できあがった商品がかわいいと思える。そして、売る立場になったとき、生産者の想いやストーリーを伝えられる。それが、商品の力になっていく。」
と話してくれました。
東京からも、掛川はおもしろいとバス2台がこの日を楽しみに毎年訪れてくれています。

それを映像取材した。
掛川に受け継がれている「報徳の思想」を、マインドツーリズムとして商品化しようという試みである。報徳の教えを真正面から捉えて情報発信するより、山村レイコさんというイメージリーダーによって、報徳DNAをフィーリングで受け止めてもらおうと考えた。
ここから始まるレイコさんのkinjiro's way。
お楽しみに・・・。

初日のレクチャーで提示したキーワードが、このタイトルである。「きっと掛川は、もっと面白い」というポジティブな感覚で、地域の素地、素材、資源、価値を活かし、新たな交流の接点を持つ地域の産業を、新たな価値で創造しようとしていることを解説した。と同時に、「きっと○○は、もっと面白い」という○○のところへ、参加した学生の生活地の名を入れ、声に出してもらうことで、東京に居ると希薄になる「地域」への意識の顕在化や、ものの見方一つで多彩な価値が生まれてくる可能性を提示した。
生活地である自分の居場所を、もっと面白い場所にしていくには、自らの生活を変革し、価値観を変えていくしかない。幸いなことに、人間は自然と接することで価値観を変えられる。自然には脅威と恵みが混在し、その振り幅は限りなく大きいにも関わらず、対峙するのでなく共生していく知恵を身につけてきたのが人間であり、人間そのものが自然の一部でもある。人や金が価値観を変えることもあるだろうが、その前提として自然と共生していることが、人間の存在証明でもある。そうした意味合いを込めたNPOスローライフ掛川の「ライフスタイルデザインカレッジ」は、一人一人の視点を変え、生活を変えていくための方法論を示している。
一人一人が、その地域に暮らす意味を深めれば、その地域の価値は高まる。豊かな価値を持つ地に、人は棲みたい。鉄矢先生が掛川に題材を求めたのは、生活地としての可能性を高めるための工夫がよく見えるからだろうか。
このタイトルを使い始めて、丸3年が経過しました。タイトルのみでは、何の事か解らないと思います。
静岡県掛川市にある、「掛川商工会議所」内に設置したプロジェクトの名称で、2年後の昨年末には、「スイッチ掛川」という、当プロジェクトチームの活動を集約した読本を完成させました。また、同時に当PJの名称も、PJメンバーの合意で「スイッチ掛川」と改称しました。(2010年3月1日から使用します)
当掛川市は、一次産業の「茶産業」二次産業の「資生堂掛川工場」「ヤマハピアノ掛川工場」など、三次産業の「つま恋」、報徳思想の「大日本報徳社」の本社など、世界に冠たるブランド力を持った産業及び思想体系を受け継ぐ貴重な地域であり、我がPJは、この資源を有効に活用した新たな感性ビジネスモデルを創造しようと言うプロジェクトです。
本年6月に入り、静岡県の知事となった川勝知事が唱える「6次産業」の考え方とあい通じるものがあると自負しています。近年、日本で盛んに使われる言葉に「農商工連携」とか、「地域資源のブラッシュアップ」など、要は今まで見過ごしてきた価値を、マーケティングの視点で見直し、更に感性を付加し一工夫することにより、新たな価値を創造しようと言う考え方です。
今や時代環境は、Customer Value(顧客価値)からEmotional Value(感性価値)への変化を実践していかなくてはなりません。

平成21年12月27日
「スイッチ掛川」委員長 大野良一
理事をつとめるNPOスローライフ掛川では、この秋、掛川産の『栗』に着目し、『栗』を使って地域に有効な情報発信や交流を実現し、商品化へと結びつけようと、市民・農業・小売業・行政と協働で推進する「かけがわ栗焼酎プロジェクト」を立ち上げた。掛川市は、農業生産出荷額が静岡県で第3位と、農業が地域経済を大きく支えている。しかし、これは農産物を素材として生産し、出荷している状態であり、 例えば掛川の産出額第1位である「茶」は、あくまで「茶葉」としてのものである。その意味からも、「農」の持つ価値を「商」へも有効に機能させるために、 高付加価値化による、加工品などへの商品化と流通が求められている。
掛川市では栗の生産も盛んであり、里山には多くの栗畑が点在している。特筆すべきは、著名な栗羊羹、栗鹿ノ子、栗落雁などの和菓子に使われている栗が、 掛川からも出荷されている(らしい)という点だ。栗の産地でありながら、地域で加工品として顕在化しているのは、栗蒸し羊羹、栗きんとんといった和菓子だ が、そこに"栗産地としての掛川"という情報発信は希薄だと言わざるを得ない。また、栗農家の現状も、継承者不足やイノシシによる被害によって、栗畑の荒 廃が進みつつあり、農産物の高付加価値化や、美しい里山の保全が、地域の大きな課題ともなっている。
そこで、掛川の栗を使った加工品の単なる商品開発にとどまらず、多彩なジャンルで活動するメンバーならではの視点と、市民参画を促進できるネットワーク 力で、栗畑のメンテナンスや収穫の補助、地域のひとびとにその価値を享受できる商品づくり、地域を代表する農産物としての情報発信を実現したいと考えた。 "栗焼酎"に着目して商品化する理由は以下3点に集約される。
1)栗焼酎は日本でも四国と九州の一部でしか商品化されていないため希少感がある
2)酒は掛川の他の農産物との組み合わせにより新たな食提案が可能となる
3)酒造りへの関心の高まりや地酒ブームにより、酒づくりのプロセスに関与することが価値となりつつあり、
栗の場合比較的関与がし易く、地域の課題(農業継承者不足やイノシシ被害など)も明確になる
『かけがわ栗焼酎』をつくるプロセスを、市民はもとより、農業関係者、小売業者、蔵元の参画により実現したい。市民や地域を積極的に巻き込んだ「内発 型」の事業として、身近な農産物が魅力的な商品になり得ることを実証し、市民にとって地域の農産物や農空間が貴重な資産であることを認識するとともに、積 極的に活用することを提案したい。
地域商品の開発と流通を市民主導で行うことにより、単なる短期的な商いの域を超えた、持続可能な商いを創造することの価値や、本来の地域ブランドや地域 商品のあり方を、地域に提案していくのである。地酒開発は、その酒が一人歩きするのでなく、その素材が生まれる地域の背景はもちろん、その酒に合う地産の 食材にも光をあてることに繋がる。特に今回の『栗』は、ありそうでなかった加工品であり、高付加価値商品になり得るものである。市民にとって、身近にある 栗の木から、新たな価値をもったお酒が開発されることのインパクトは大きいはずだ。
栗焼酎は、高知県の四万十川流域でつくられる「ダバダ火振」が著名だが、東日本には見当たらない。今回の醸造にあたっては、富士山麓にある富士錦酒造に 強力に協力をいただけることになった。名ばかりの地域ブランド・商品が出回る中、本当の意味での地域商品を提示し、地産地消ならぬ"地産地生"を実現する ことに、このプロジェクトの本来の意義があるのだ。
液晶テレビの電源を入れる。そこにはクリアな画像がすばらしいヨーロッパの田舎を映しだし、ひたすら走る鉄道の旅がある。誰もいない暗い部屋に帰り照明をONにする。
いつも見慣れた壁に掛けたミレーの絵。そしてあたたかささえ感じるやわらかな光がある。
このように、まさに静から動へ移る瞬間、人は誰しもが歩み始めようとする感動を味わう。
これは、来年の直木賞の受賞作品の書き出しを紹介しました。
本のタイトルは「スイッチ掛川」。知る人ぞ知る、地域おこしの物語。
地域おこしの仕掛人NPO法人スローライフ掛川の佐藤雄一氏の発案である。
非常に的確な表現であり、地域で眠っている資源や人材にスイッチを入れ、揺り動かし活性化させることを目的としている。
人が行動を起こす時、書物などで知ることから始まり、それぞれの環境に適したことを選択し好きになり深く関わっていく。次にそのことが楽しければその人にとってもまわりにとっても素晴しくイキイキした人生になっていく。
人の生き方も同じで、こうした段階的プロセスを経て悔いのない満足のいく
人生を送ることが出来るのである。
地域おこしも主体は人であり、その人が楽しむ段階まで来た時に活性化され、まわりも人も集まりだし、その楽しみを共有しようと交流が始まる。
地域おこしの第一歩は、プロセスが始まる入口でどのようにしてスイッチを入れるかが大切で、その足がかりをつくることがこの交流型産業創造会議の役割と考える。
掛川にこのようなチームがあり、地域活性化を一緒になって考えていくグループがある事を、是非多くの人に知ってもらい利用していただきたいと思う。
チームメンバーも楽しんで取り組み、その活動をさらに魅力あるものにしていくことと思う。
未知の本を開こうとした時、まさにスイッチが入る瞬間。
そして、どんな情報や考えが引き出されるかは、その本を読み進んでいくことによって蓄積されていく。
スイッチを入れるチャンスはいつも転がっている。スイッチを入れようとする意識する心を持つことが大切です。
・ ・・目で見るのではなく、心で見るとわかるかも・・
株式会社これっしかどころ
店長
中田 繁之(なかだ しげゆき)
掛川市の商工会議所内のプロジェクト「交流型産業創造会議」のメンバーになり早3年目を迎えています。最初はどんな方向に進んでいくか不安でしたが、
ある時から現在していることをまったく180度変えることではなく、掛川市にある資源を整理し上手くコミュニケーションしていけば、掛川市に訪れてくるお客様が多くなり掛川市経済も拡大していくのではと思うようになりました。
またつま恋もその考えを率先垂範していくことにより住民の方々からの信頼も得ることができると思いました。
私はその原点は「掛川市民が掛川市の財産についてよく知る」ということだと思います。例えば掛川市は他の町に比べとても綺麗な街並みだと思います。
実は私の娘が度々掛川市を訪れた時「どうして掛川という街は綺麗でゴミが落ちていないんだろう」ということを言います。また掛川信用金庫の各支店では毎日行員さんが支店のまわりを開店前に綺麗にしています。掛川市法人会は毎年3月上旬に掛川インターチェンジの緑地帯を清掃しています。いろいろなインターチェンジで見かけるのは緑地帯にあるゴミの山です。こうした街を綺麗にしようという風土こそだと私は思います。
掛川市の観光名所や美味しいお土産品についても掛川市民の方々が共通の知識をもって他から訪れる方々に案内できると更に「掛川市らしさ」が増してくると思います。プロジェクト会議の中で掛川はお茶の名産地だからお茶にちなんだ和菓子をもっとPRすべきだという意見がありました。これには私も大賛成です。現在つま恋のバイキングには市内にあるもちやさんの「振袖餅」をデザートとして提供しお客様には大好評です。また大須賀町の愛宕下羊羹は常顧客の皆様にご紹介をするようにしています。お茶の名産地だからお茶だけをクローズアップするのではなく、そのまわりにある和菓子もいっしょにPRすれば掛川茶の魅力も倍化すると思います。
観光地依存の旅行からストーリー性のある旅行に現在は変化しています。また代価としてだす金銭と、満足度や価値観が合うような時代に変化していると思います。掛川市は京都や奈良のような観光名所はありませんが、今ある観光資源を活かし、分りやすいストーリーを描いて多くのお客様に掛川市に来ていただいて喜んでいただくようプロジェクトの一員として今後も頑張っていきます。どうぞこれからの掛川交流型産業創造会議並びに掛川スイッチにご期待ください。
株式会社つま恋 代表取締役社長
角 一 幸
NPO法人スローライフ掛川は、平成16年度全国都市再生モデル調査において「スローサイクリングによる地域自立・広域観光振興ソフト施策検討調査」を実施した。自転車に着目した各地の取り組みでは、自歩道の改良や自転車レーンの増設などのハード整備へと向かったり、予防医学やリハビリテーションの健康ツールとして、また環境に配慮したエコエネルギーとしての注目が集まっている。しかし、生活提案NPOを標榜する私たちの取り組みは、「自転車の視点」から、今まで気づかなかった「みち・空間・生活」という地域資源の再認識をもとに、自転車による交流とツーリズムによるまちづくりの可能性に着目したものである。
具体的には、大きく分けて4つの実験事業を行った。一つめは、自転車を愉しむまちとして、ホスピタリティを磨くこと。ツーリズム志向に対応したレンタサイクルサービスとガイドツアーの試行。特定のイベントに特化するのではなく、通年にわたって自転車愛好者が訪れたくなるもてなしシステムの開発である。
二つめは、サイクリストの視点による地域観光資源の開発。風景コミッションと題して、まったく無名の風景や価値の掘りおこしを行った。
三つめは、自転車を愉しむまちからの情報発信と自転車による地域交流。静岡県相良町から長野県塩尻市までの「塩の道」約300㎞を三泊四日で巡るサイクルツアー、「ロード・オブ・ザ・ソルト」を実施した。
四つめは、自転車愛好者が集まる場の創造。ローカル鉄道と自転車の2つの交通システムを組み合わせたサイクル&トレイン、サイクリストの滞在スタイルを模索するリゾートミーティング、魅力的なコースを地元サイクリストが案内するガイド付きツアーを、二日間かけて実施した。
今回の取り組みにより、観光とは無縁と思われていた場所が、サイクリストの視点に立つと貴重なツーリズム資源となることが明確になった。地域生活者にとっては見慣れた田園や茶畑、適度な起伏の里山を横断する道や線路沿いの一本道、街なかに残る木の建築や路地が、美しい風景・豊かな空間としてサイクリストたちの記憶に残る。それは、自転車がもたらす絶妙な速度感と、歩くよりも遠く広く、クルマよりも自由な機能性が、自然と生活を五感で感じとることができるからだ。
サイクリストたちとの交流を深めていくと、訪れた側から地域の魅力を再認識させられる。いつもの見慣れた風景は、自転車に乗って少しだけ立ち止まり、余分な道を進み、視点を変えるだけで驚くほど新鮮に映る。ふだんのままの地域料理をサイクリストたちが美味しそうに平らげるのを見て、地元の食材や飲食店を見直すようになる。サイクリストの視点は決して特殊な視点ではない。全国的な自転車ブームが続いているし、実験に携わった何人もの仲間がサイクリストになってしまった。
「自転車がもたらす価値が、地域の魅力の再発見・自立と再生・活性化へと繋がる可能性を示した」というのは少し大げさかもしれない。しかし、観光都市ではない掛川のような地方都市で「ひとが自転車に乗って走る」だけの行為から、地域のひとびとが地域に誇りを持ち、その価値を知ってもらうために新しいステップを踏み出したことは事実である。
自転車ブームはまだまだ続く。サイクルツーリズムを標榜する地域も現れてきた。その中で、私たちが取り組む「自転車を愉しむ生活提案」。それは、足るを知る心で、個性的で豊かな地域生活を実現するためのひとつの手段なのである。
交流型産業創造会議 企画委員 佐藤雄一
(NPO法人スローライフ掛川 理事/コンセプト株式会社)
